Microsoft Officeの買い切り型とサブスクリプション型の比較
Microsoft Officeは、永続ライセンスの買い切り型と、更新可能なサブスクリプション型の両方を提供しており、ユーザーのニーズに応じた柔軟な選択肢を提供します。
この記事では、1回購入買い切り型のOffice 2021と、継続的なアップデートが特徴のサブスクリプション型のMicrosoft 365を比較します。
個人使用者から大企業まで、さまざまなタイプのユーザーにとってのそれぞれのメリットと制限を分析し、最適なMicrosoft Office選びの参考にしてください。
目次
Officeの買い切り型
Microsoft Office 買い切り型とは以前からあるタイプの購入方法で1度だけ料金を支払えば、ずっと使い続けられるものです。永続版のOfficeとも呼びます。2023年12月現在、買い切り型のOfficeは次の種類が用意されています。
Windows 10/11向け:
製品名 | Office アプリケーション | サービス | 価格(税込み) |
---|---|---|---|
Office Home & Business 2021 | Word、Excel、PowerPoint、Outlook | OneNote | \43,980 |
Office Personal 2021 | Word、Excel、Outlook | OneNote | \ 37,700 |
Office Professional 2021 | Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、Publisher | OneNote | \75,650 |
Office Professional Academic 2021 | Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、Publisher | OneNote | \30,024 |
Mac向け:
製品名 | Office アプリケーション | サービス | 価格(税込み) |
---|---|---|---|
Office Home & Business 2021 | Word、Excel、PowerPoint、Outlook | OneNote | \43,980 |
Office Home & Student 2021 for Mac | Word、Excel、PowerPoint | OneNote | \29,980 |
Office Academic 2021 for Mac | Word、Excel、PowerPoint、Outlook | OneNote | \21,250 |
使用可能な人数は 1 ユーザーですが、使用台数は2台までインストール可能です。Windows環境ではOffice 2021から Windows 10 /11が利用可能となりました。またWindows向けの Office Professional Academic 2021 と、Mac向けの Office Academic 2021 for Mac は学生と教職員の方のみがご利用いただけます。
Windows向けの Office Home & Business 2021 と、Mac向けの Office Home & Business 2021 は同じ製品です。この製品に限ってWindowsとMacのどちらでもインストールすることができます(インストール可能な台数は2台まで)。
買い切り型のOfficeの場合は一度購入してしまえば追加の費用が発生することはありませんが、バージョンアップの機能はありません(セキュリティアップデートは可能)ので次の新しいOfficeが何年後かに発売されたときに、新しいOfficeを利用したい場合には改めて購入する必要があります。(現在のものを使い続けるのであれば追加費用はいりません)。
Microsoft Officeのサブスクリプション型
サブスクリプション型とは毎月または年単位で使用料金を支払って利用するものです。利用し続ける限り毎月または年毎に料金が請求されます。2023年12月現在、個人向けのサブスクリプション型のOfficeは次の種類が用意されています。
製品名 | Office アプリケーション | サービス | 価格(税込み) |
---|---|---|---|
Microsoft 365 Personal | Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、Publisher | OneDrive、Skype、OneNote | \12,744/年 または \1,274/月 |
Microsoft 365 Family | Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlook、Publisher | OneDrive、Skype、OneNote | \18,400/年 まはは \18,40/月 |
※ AccessとPublisherはWindows環境でのみ利用できます。
※ サービスに記載されているOneNoteは、Windows向けの場合はWindows 10に含まれているものです。
※ OneDriveで 1TB のオンラインストレージが利用できます。(Microsoft 365 Familyの場合6 1TB)
※ Skypeから固定電話や携帯電話への発信が毎月60分間無料で利用できます。
使用可能な人数は 1 ユーザーですが、WindowsやMacの他にモバイルデバイス(iOS、Androidなど)何台でもインストールすることができます。(同時に接続できるのは5台まで)。またWindows 10以外のWindowsでも使用できます。(Microsoft 365 Familyの場合、6人)
サブスクリプション型の場合は利用し続ける限り費用が継続的に発生しますが、常に最新のOfficeを利用することができます。今後新しい機能や新しいバージョンのOfficeが発売された場合、追加費用なしで新しいOfficeを利用することができます。
買い切り型のOffice 2021とサブスクリプション型のどちらを選ぶべきか
買い切り型のOfficeとサブスクリプション型のどちらを選ぶべきかについては、必要となるOffice アプリケーションと、これから何年使用するのかで価格比較をして選択されてください。
最初の1〜2年間は、Microsoft 365の方が安価です。しかし、3年以上の利用を考えると、Office 2021の方がコストが低くなります。
長期間にわたってOfficeを使用する場合、Office 2021の一括購入の方が経済的です。例えば、5年間の使用を想定すると、Office 2021は一度の購入のみで済みますが、Microsoft 365は毎年の料金が発生します。
Microsoft 365は常に最新の機能を提供し、追加のクラウドストレージも利用できます。これに対してOffice 2021は、購入時点での機能に限定されます。
まとめ Microsoft Officeの買い切り型とサブスクリプション型の比較
以上、Microsoft Officeの買い切り型の特徴とそのメリットを紹介しました。
買い切り型(Office 2021)を選ぶべき場合:長期間にわたってOfficeの基本機能を低コストで使用したい場合。
サブスクリプション型(Microsoft 365)を選ぶべき場合:最新の機能へのアクセスが重要であり、追加サービス(例えばクラウドストレージ)を利用したい場合。
最終的な選択は、個人の使用頻度、必要な機能、予算などに基づいて決定されるべきです。また、特定の時点でのプロモーションや割引が選択に影響を与える可能性もあります。